クラスの参加料金

ハタヨガアシュラムはクラスの参加料金を2015.10.1より

【ギフトエコノミー=与え合いによって支えられる関係性】  

 

に実験を継続しております。


このクラスにご参加されるみなさんの参加費は以前クラスに参加されている方、またはインストラクターである大村淳や、その暮らしを支えてくれる多くの方のギフトによってすでに支払われています。

クラスでは料金の請求はありませんが、もし次にこのクラスに来られる方や、今後このYOGAのクラスが色々な方に届けれられることにみなさんのギフトをいただけるようでしたらとても嬉しいです。
(お金である場合は会場入口の巾着袋にお入れください。)


ギフトはお金に限らなくても大丈夫です。

心が込められている贈り物は何よりの僕のエネルギーになります。

僕が受け取らせていただいたそのギフトのエネルギーはYOGAや僕が暮らしの中で実践しているカルマ・ヨガ(ヨガの表現活動 パーマカルチャーやフォレストガーデン、コミュニティづくり)を通して、僕自身に繋がっている人、これからつながる人へとみなさんへギフトとして、様々なカタチで巡らせていただきます。

 



経緯をもう少し知りたい方は以下の文章をお読みください。



僕がYOGAの人に伝えるということを仕事=収入を得る形にして10年以上が経ちました。 
これまで様々な方と出会いながらここまでこのクラスを継続できたことのありがたさとともに、いつもこうなれたらいいな。と思い描いていたことがあります。

僕がYOGAを学んだインドではそのほとんどがドネーション制(気持ちの分だけ参加料金を支払うスタイル)で運営されていて、そのおかげで僕がバックパッカー旅の最中の経済事情の中でもYOGAをたっぷりと学ぶことができ、そのような機会があったおかげで僕は今もこうしてYOGAを続けることができています。

そのような過去からの贈り物もあり、今回そのようなドネーションのスタイルを考えたこともあるのですが、そのシステムをギフト・エコノミーと称していることにも意味があり、少しそのお話もさせていただきます。

ギフト=贈り物 エコノミー=必要を得る為のシステム

ギフト・エコノミーは必要の奪い合いや条件的交換のやり取りではなく、お互いの必要を積極的に与え合うことによって必要を満たし合う関係性の仕組み。システムのことです。

つまりここでは、このYOGAクラスで僕がYOGAをそれを必要としている人へギフトすることによって、そこに参加されている様々な人の健やかさを支えていくこと、そしてその方々が様々なところへ次のギフトを僕や他の方へと贈り巡らせていく。 

そしてその他の方も・・・ 
といった具合に、その贈り合いの巡りが周りに周り、必要を支え合うエコロジー=関係性が広がっていくこと、必要の循環のつながりがより強固になっていくという状態・関係性を目指していきます。


僕は今まで度々、ヨガのクラスに対して参加料金を決めないスタイルを行ってきましたが、今回このようなことに踏み込んだ経緯には、その何回かの実験的な実践を含めて、通常のクラスでは得られるお金に比べ割の合わないときもあれば、逆に通常よりも多くお金をいただく場合もありました。
その何度かの実験で見えてきたことは、波はあるが僕につながる人の思いやりや善意の気持ちにより、今までクラスは持続的にここまで続けられることができる。ということ。

とくに僕がものすごく心を打たれたのは、自分自身がクラスの運営上困難な状態に陥っていたとき、それに気づきそれを支えてくれるように様々なギフトをしていただいた多くの方がいらっしゃったことです。


これまでYOGAのクラスを続けていく中で、生まれてきた不安や困難はこの『誰かに支えられている。』 という安心感によって幾度も乗り越えてくることができました。

それと同じように。

お金で条件付けされてつながる(お金がないと生みだされない関係)提供する側とされる側以上の関係性。 

お互いがお互いを支え合うという関係性。(必要でつながりあう関係) 

 

それには結果同じお金という必要の交換のための道具を使っていてもまったく別次元のつながり方がそこにあります。

僕はこれまでの経験を通して、お金がはじめにくる条件付けされたYOGAのクラスからお互いを思いやったり、支えやったりする気持ちが先に来るYOGAのクラスが行えるのではないか? という可能性を感じ、今回のギフトエコノミーのスタイルをはじめることにしました。

ギフトエコノミーのスタイルは、今世界で様々な形として行われていて、前の人が料金を既に支払っているレストラン

【カルマキッチンhttp://greenz.jp/2013/08/23/karma_kitchen/

や、貧困者やギャング達に向けて食事や食べ物の自給自足のケアをしている

【カサデパスhttp://greenz.jp/2015/07/16/giftecology/

など様々なところで行われています。

自分も小さなところからではありますが、僕が10年間体験してきたYOGAをつながる人々へのギフトとして、その巡りを僕とつながっている方、つながろうとしている方に贈っていきたいと思います。


誰かに支えられているという安心感が、次のギフトを生み出し、より寛容で温かみのある人間のつながり=生態系がこれから周りに広がっていくことを願っています。

『このクラスで行われるYOGAは僕の存在を支えてくれている様々な人のギフトによって支えられています。 もしそのギフトを受け取りそれを巡らせていただけるようでしたら、是非あなたなりのギフトを次の誰かに巡らせてみませんか?』

長文 最後までお読みいただきありがとうございました。

※ギフトエコノミーについて
https://www.youtube.com/watch?v=AVU2-qzRg7c